ページ閲覧数

2017/01/13

第15回沖縄県作業療法学会の誓い

20年前に沖縄で作業療法士の専門学校が創立され、はじめの頃の卒業生たちが今の沖縄の病院、施設の管理職になっている。彼らは教員から未来を創ることを期待されていたが、先輩も上司もいない状況だった。臨床の苦悩や葛藤を抱きながら、作業療法士会という組織の発展に力を注いできた。教員と卒業生たちが築き上げた土台があったので、私たちは先輩たちよりも自由に広く学びに専念することができた。二つ目の専門学校を作業療法士が創立したことで、沖縄の作業療法士は倍増して学びを分かち合える仲間が増えた。先輩たちが10年かけたことを私たちは5年で、後輩たちは2年で、できるようになれば費やしてきた情熱も報われる。考える時間が増えれば、新しい発見や近道探しのために情熱を注げる。作業療法の世界をより楽しく、より広く、より深く。次の世代が、さらに次の世代を育めるように、今の世代が新しい道をひらく。人と人のつながりを強く意識する沖縄の血に従い、すべての仲間とひとつながりにする。経験を積み重ねた今しかできないことで、絆が強くパワフルな40代、30代たちが今できなければ、今後も誰にもできないだろう。壁を壊し、道を作り、種を蒔くのは今しかない。若手を中心に大先輩から学生で成る40人で、最高のチームを作りました。沖縄にしかできないことを、今しかできないことを、みんなでひとつになって挑戦する。新しい当たり前を、共に創ろう。私たちの未来はあなたの手と意志の中に。

平成29624日・25

バトンタッチ
上江洲

0 件のコメント:

コメントを投稿