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2013/06/06

OTのストーリー・テリング

悲観主義は感情によるもの,
楽観主義は意思によるもの.

アラン.幸福論





先日,沖縄臨床作業療法実践研究会でちびっこOTさんと講師を担当した.
沖縄OS研究会,沖縄OB研究会,沖縄OT教育法研究会を統合して,
2013年5月から活動開始の団体 → 沖縄臨床作業療法実戦研究会HP

平日の夜に琉球リハビリテーション学院で開催された勉強会は,
交通の不便さもあって参加者は10名くらいかなという予想を超えて,
31名の作業療法士と23名の学生が参加されていた.

研究会を統合した理由はそのうちに書き綴るとして,
2人がプレゼンした後に展開したワークショップがおもしろかったのでメモ.
ちなみに,ちびっこOTさんは生後間もない三男を抱っこしながらプレゼン 笑






小学校での作業療法実践も,介護保険施設での作業療法実践も,
病院での作業療法実践と本質は何も変わらないとボクらは思っているし,
OTって伝えにくいと悩むことは2人とも病院勤務時代にあったし,今もある.

悩む人だけで愚痴を言い合って終わるだけの会なんて存在価値がないから,
何のために伝えるのか,とプレゼンの目的を考えていた.
それが,自分で自分の環境を変える能力と知識を獲得してもらうこと.

ワークショップは均等に学生が配置されるよう6〜8人に分かれて2つのテーマ
①臨床で作業療法を実践しようと思う時にぶち当たる壁,
②ぶち当たった壁の乗り越え方,あるいは乗り越えた状態



臨床のOTは学生が同席することで抵抗があるんじゃないか,
学生は臨床OTの悩みを聴いて失望するんじゃないかと不安があったけど,
隠すよりも共有する価値の方が大きいと思った.

反省や問題解決型のサポートはやる気を低下させたり,
エネルギーと信頼関係をムダに奪う危険があると思う.
必要なことは「作業」の目標を決めて,明らかな優先順位を共有すること.

今回のワークショップは半年後くらいに完結するイメージなので,
臨床でクライエントと初めて会った日の面接に似ている.
参加者と研究会がパートナーになれるかは,次回が鍵になってくるかなー






なりたいと思う将来についてストーリーを語ってもらうことが大事だよなぁ.
クライエント,OT,学生の時と同じで,ボクが話すことは3つだけ.
「何がしたい?」,「なぜしたい?」,「どうやればできると思う?」


あ,それと「イイね!」


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